ドローン夜間飛行の定義・判定基準と申請手続き
夜間飛行はドローンの「特定飛行」のひとつで、許可・承認が必要な場合があります。 夜間と昼間の境界ライン、必要な安全措置、D-HUB+による自動判定機能を解説します。
1. 夜間飛行の定義
夜間 = 日没後〜日出前
飛行開始時刻または終了時刻がこの時間帯に含まれる場合、夜間飛行に該当します
航空法では「夜間」を日没から日出までの時間帯と定義しています。「暗くなったから夜間」という感覚的な判断ではなく、 その日・その場所の正確な日出日没時刻に基づく判定が必要です。
日出日没時刻は季節・緯度によって大きく変わります。夏の北海道と冬の沖縄では1〜2時間以上の差があります。 飛行予定地・飛行日ごとに正確な時刻を確認することが重要です。
注意:「日の出30分前から明るい」「まだ十分明るい」という理由での飛行は、 法的には夜間飛行に該当する場合があります。必ず公式の日出日没時刻で判断してください。
2. 夜間飛行のリスク
視認性の低下
機体の姿勢・方向・障害物の視認が昼間より困難になります。
気温低下によるバッテリー劣化
夜間は気温が下がりやすく、LiPoバッテリーの性能が低下します。
障害物との接触リスク
電線・樹木・構造物が見えにくくなります。事前の地形把握が必須です。
GPS精度の変化
夜間は大気の状態変化によりGPS精度に影響が出る場合があります。
3. 申請手続きと必要要件
夜間飛行は特定飛行に該当するため、飛行カテゴリーに応じた手続きが必要です。
・国交省への許可申請は不要
・DIPS2.0での飛行計画通知は必要
・機体に航行灯(点滅式ライト等)の装備が必要
・国交省への許可・承認申請が必要(DIPS2.0)
・二等以上の操縦ライセンスまたは同等の安全基準
・飛行10日以上前を目安に申請
4. 安全対策
機体に航行灯(点滅式ライト・LEDライト)を装備する
飛行前に日出日没時刻を確認し、飛行終了時刻を設定する
昼間に現地を下見し、障害物・電線の位置を把握しておく
バッテリーを温めてから使用する(最低動作温度に注意)
十分な照明設備のある離着陸地点を確保する
補助者を配置し、機体の目視補助を行う
5. D-HUB+の自動判定
D-HUB+では、飛行計画で設定した飛行日・飛行予定地・離着陸時刻をもとに、 その地点の日出日没時刻を自動取得して夜間飛行に該当するかを判定します。
- ✓飛行計画入力後、瞬時に夜間飛行判定が完了
- ✓判定結果はチェックリストに自動反映
- ✓DID判定と同時に確認できるので確認漏れを防ぐ