二等無人航空機操縦士の取得方法・費用・試験内容
2022年12月に施行された航空法改正で、ドローンの国家資格制度が誕生しました。 「二等無人航空機操縦士」は特定飛行の手続き簡略化や業務利用への信頼性向上に直結する資格です。
1. 二等資格を取得するメリット
特定飛行の手続き簡略化
立入管理措置を講じた条件下での特定飛行(夜間・目視外等)の許可・承認申請が不要または簡略化されます。
ビジネス信頼性向上
国が認めた技術証明として、仕事の受注や顧客提案において説得力を持ちます。
法的保護の強化
有資格者は航空法上の規制において一定の保護・便益を受けられます。
キャリアアップ
農薬散布・インフラ点検・空撮など、業務利用では資格保有が採用・委託の条件になるケースが増えています。
2. 試験の概要と内容
国家試験は「指定試験機関(一般財団法人日本海事協会)」が実施しています。 試験は学科試験と実地試験(および身体検査)で構成されます。
形式
四肢択一式
問題数
二等:70問
試験時間
75分
出題範囲:無人航空機に関する規制、飛行安全のための知識・判断、気象・航空気象、運航上のリスク管理
- •飛行前点検(機体確認・周囲安全確認)
- •離着陸操作(指定位置への精度)
- •水平移動・旋回(8の字飛行等)
- •緊急時対応(エマージェンシー着陸等)
受験資格:16歳以上。登録講習機関での修了証があれば実地試験が免除される場合があります(修了証の有効期間に注意)。
3. 取得ルートと費用
国交省登録の講習機関で学科・実技を学び、修了証取得後に国家試験(学科のみ)を受験。
費用目安(二等)
講習費用:5〜15万円程度
受験手数料:学科9,900円
講習機関を使わず、学科試験・実地試験をすべて受験する。独学での対策が必要。
費用目安(二等)
学科:9,900円
実地:22,200円
合計:約32,100円+
4. 登録講習機関の選び方
✓ 国交省登録の確認
国土交通省のウェブサイトで登録講習機関一覧を確認できます。未登録機関での受講は修了証が国家試験に使用できません。
✓ 使用機体の確認
受講で使う機体が、自分が主に運用する機種と同系統であることを確認しましょう。DJI製・マルチローター型が多いですが機関によって異なります。
✓ 受講期間・日程の柔軟性
土日開講・短期集中コース・オンライン学科など、自分のライフスタイルに合った機関を選びましょう。
✓ 修了試験の合格率・サポート
合格実績・補講対応の有無も比較検討のポイントです。実地のサポートが充実しているか確認しましょう。